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【映画】かくや姫の物語 美人でも待ってるだけじゃ幸せはこない

今日は映画レビューを書いてみたいと思います。

高畑勲監督「かぐや姫の物語」

が、最初にお断りさせてください。
映画レビューって、どの程度ネタバレしていいものか限度がわかりません。
そのため、かなりの不愉快になられる方がいらっしゃったらごめんなさい。

本作では、「かぐや姫の犯した罪と罰」と大々的に宣伝しているのですが、
まず、かぐや姫の犯した罪は何かというと……ちゃんとは説明されてませんw
作品から推測するに、月の世界は感情を持たない、持ってはいけない世界です。
そのため感情を持ってしまった(持ちたいと思った)ことが
かぐや姫の罪と推測されます。もちろん罰は地球に落とされることです。

ストーリーとしては、私たちが知っているおとぎ話とほぼ変わりません。
そのため「お話の面白さ」という部分は期待できないかも……
ではなぜレビューを書こうと思ったかと言うと、

かぐや姫がめっちゃ美人だけど、感情型女だったから!!

彼女、お話の途中で数回、自分の置かれている状況に我慢できず

プッツン!!します。

そして月のお迎え確定後、私は何をしていたんだろうと、
自分のしていた事を激しく後悔し、色々地球の生活も嫌だったけど
やっぱり帰りたくない!と泣きわめく始末。

鑑賞中はかぐや姫の美人具合と作画の綺麗さにあまり気づきませんでしたが
一晩寝かせると、かぐや姫っていい奴だけど絶対彼女にしたくないタイプw
本作ではおそらく生きる事のすばらしさや、感情を持つことの豊かさを
コンセプトの1つにしているようですが、
個人的には

結局どんな美人でも、
自分の幸せを考えて生きなければ
欲しいものなんて手に入らない。

って言っている気がして
女の生き方をじわじわ考えさせられる作品だと思いました。

翁から都の豪華な生活や、縁談を提案され、
本当は山に居たいし結婚もしたくないのに、彼女は結局本気の抵抗をしません。
あげく死人が出て自分がしたことを激しく後悔するという、
効率重視の私からすると説教ものでした。

さて、アナタならこの作品を観て
女の生き方とは何が正しいと思うでしょうか?
そういう視点で鑑賞すると、ちがった深みを感じられる映画かもしれません

 

【おまけ】
個人的な見所は、なんといっても開始早々に観られる
熟女を通り越している、母上の乳!!

そして終盤近くに登場する帝の立派すぎる顎!!!

シリアスな場面がとたんに笑いの渦に変わるこの帝の活躍が、
本当はもっと観たかったw

20131129

 

 

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