こんにちは、恋愛ジャーナリストのおおしまです。
婚活をしている人の中には、「親に急かされて困る」「親の口出しがウザい」と思っている人もいると思います。
実際恋愛相談の中には、“毒親”といわれるあきらかに攻撃をしてくる親の話より、優しく模範的な親の、小さく続く婚活や恋愛、彼氏へのダメ出しに悩み「自分はどうしたらいいんだ…」と困り果てる女性が多いです。
親だって自分がよかれと思って発する言葉が、子どもを困らせているという自覚はないし、しかも正論を述べているという自負があるので、タチが悪いったらありません。
では聞く側の子どもは、そんなありがた迷惑のアドバイスに、どう対処したらいいのでしょう。
納得いかないアドバイスは聞く必要ない！
まずもって私が考える答えからご紹介すると、親の助言というのは、間違っていようが、正しかろうが、無理に聞く必要はありません。
なぜかというと、どんな悩みも壁も、正しく乗り越えることよりも、「自分で答えを選ぶ」ことが重要だからです。
極論言えば、親のいう答えに従って正解を選ぶことよりも、自分で選んだ失敗の方が尊いです。
人生は正しい道を歩くことより、自分で選んだ道の方が、あとの財産にもなりますし、満足感が高くなる傾向があります。大事なのは正解不正解ではなく、誰が決めたかです。
親が「あの彼はダメよ」と言って、トラブルが起きる前に別れられたことよりも、選んだ彼に振り回され、傷つき、「ああ、私はこういう選択はダメなんだ」と経験を得る方が、100倍自己肯定感も自己成長にもつながります。
とはいえ、失敗にも限度あり
親の言うことを聞くよりも、自分で出した答えを選ぶことで、自己肯定感は高まる。その結果失敗してもそれは財産ですが、とはいえ、人生がひっくり返るほどの失敗はちょっと危険です。
ということで、２つだけ、このときは親の話を聞いておいた方がいいシーンというのを、書き記しておきます。
マイナスのお金が絡んだとき
マイナスのお金の代表は、借金です。現在進行形で借金をしていたり、あなたや周りにお金をせがんでいる場合、ストップの助言は一旦受け取った方が賢明です。
ただし、お金が絡むとはいえ「年収が低い」「貯金がない」など、今のマイナスに絡んでいないお金のアドバイスは違います。
現状このまま進むと、あなたも借金まみれになったり、明らかな苦労が見えているようなお金の話には、耳を傾けた方がいいでしょう。
あなたが心と身体を壊しているとき
人が正しい判断をするには、健全な心と身体が必要です。
そのため、何かに悩んだとき、基本的には親のアドバイスは聞かなくていいとは言うものの、体調やメンタルを壊しているときは、いの一番に言うことを聞きましょう。
命が削られているとき、当人は判断力を失っています。でも、当人はおかしいことに気づいていません。
- 体重が極端に減った
- ご飯が食べられない
- 胃の調子が悪い
- 眠れない
- 急に涙が出る
- 動けない
- 腰がずっと痛い
- 目がずっとチカチカする
そんなときは、自分が正常ではない証拠で、親の言うことを聞き、まずは回復することに全力を向けてください。
恋愛って、自分を知り、変えるチャンスであり、貴重な経験です。でも自分を知ることも変えることも、他人のアドバイスに盲目的に従って進んでいたら、それは成長にはつながりません。
恋愛するのも結婚するのもあなたです。
失敗して後で「やっぱり〜」と責められるのが怖いという人もいますが、「失敗は成功の母」ですから、きちんと振り返り、改善や反省をすれば、それはなにものにも代えがたい経験になります。
「お母さんが好き」と「お母さんの言うことを聞く」はイコールではありません。アドバイスを振り切っても、それに一時的に罪悪感を抱いたとしても、それとあなたの中にある母親への愛情は別なのです。
自分を責めず、選んだ道を進んでください。
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