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料理と恋愛の関係

料理が苦手な人?

 

はーい★

 

そう、私はすこぶる料理が苦手だ。

 

肉を焼けば適度に焦がし、

野菜を切ればまだらの短冊。

パスタをゆでれば端っこを鍋の淵で焦がす。

これがよくある話だと思っていたら、先日ありえないと言われ、人生30年目にしてパスタの茹で方をご伝授いただきました。

一応元主婦的な仕事もしていましたから、大体の料理はできるはずですが、結婚時代は手厳しいフィードバックを毎日いただいていたこと。そしてなにより、せっかちな性格が料理の所作を雑にさせていただめ、

気付けばなるべく料理はしとかんとこう…

という料理ギライなアラサー女にスクスクと育って今になります。

 

 

そんな私がなにを思ったか、料理教室に行くことに!

いやいや一応言っておくと、私が発端じゃないんです。

5年来の友人である

料理研究家の中本ルリ子さんが、このたび活動拠点を北海道から東京に移されたということで、友人4人で記念の料理教室を開催してもらったのです。

ちなみに当日持参品。

 

☆★エプロン☆★

 

 

持ってねー!!!

 

もちろん優しきルリ子先生に借りて

レッツクッキング♪

 

 

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肉のコネかたは押すのではなく

回す感じにするのがコツ。

1つ勉強しました!

 

 

 

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肉を6等分にし、団子にします。

若干工作風ですが、これも料理。

 

ルリ子先生は、とてもサバサバしていて姉御肌。作ったものを食べさせていただいたことは何回かあったものの、実際の調理姿を見たのはそういえば初めて。

当たり前ですがいつもの雰囲気とは異なり、丁寧にレシピを説明しながら、テキパキ細やかに料理を作りあげていきます。

そこでふと気になったズボラで失礼ぶっこきマンボな私。

毎回毎回ちゃんと調味料を計量スプーンで計る姿につい

「あの、

目分量で調味料を入れても、

味はそこまで変わらないですか?」

 

 

レシピに対する愚弄である。

 

 

今書いていて反省しています。

 

でもやっぱり、1回の料理で計量を何回もするのは面倒で…つい出来心で質問しちゃいました(テへッ)

先生いわく、目分量で済ませることもあるけど、やっぱり味は違うとのこと。

1つ1つ目分量でこなすと、そのつどすこーしずつ味がズレていき、結果出来あがるとかなり違う味になるのだそうだ。

なるほど納得。

 

そんな話をしていたら

 

「神は細部に宿る」

 

という言葉をふと思い出した。

近代建築のスゴイ人、ミース・ファン・デル・ローエ氏の言葉。

 

そうか!料理の神は計量スプーンにいたか!

 

神召喚の術を体得し、意気揚々とお教室を後にした私だったのでした。

 

 

それから数日、神召喚の術はしっかり体得したハズなのに、記した書物を開いてすらいない。

自炊の定番は相変わらず

 

蕎麦

 

トマト

 

果物

 

 

計量カップを使うどころか、正直米を炊くことすら面倒がる毎日です。

料理上手な私を作るもの、それは神を意識する前に、台所という戦場に一定時間立つことなんだと深く反省したのでした。

そんなことを考えていたら、あれ、これって恋愛と同じではないかと思ったり。

 

料理も恋愛も、

 

戦場に立つ時間の長さが

 

上手さへの鍵。

 

細部に宿る神を求める前に、ふれあう絶対的な時間を見直そうとひっそり思いつつ、今晩はディナーへとくり出すのでした。

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とっても美味しく美しくできました!

再現できるかは不明です…

 

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