こんにちは、恋愛ジャーナリストのおおしまです。
不倫って、付き合うまでは「私は騙されるわけない」と女性が強く思っていても、交際がいざスタートすると「私の彼は違う」「この恋は違う」と、誰もが今の恋を特別視してしまうものです。
私の友人T子（未婚・不倫中）も、先日「不倫のはじまり〜終わりで、女はどう変化するのか？」の記事を読んでくれて「胃がじゅんとなって笑った」と語ってくれました。
「不倫女子は被害者だ！」とまで言うつもりはありませんが、不倫女子が恋の行方を冷静に観察し判断する力が発揮できなくなるまでには、多くの不倫男が甘い口説き文句を女性に浴びせていることも原因の１つです。
しかも過去に不倫女性に聞いてみると、揃いも揃って同じようなフレーズを耳にしていることが多い！ほとんどの口説き文句が、残念ながらその場のリップサービスですから、似通ってしまうのでしょう。
今回はそんな不倫女子が少しでも冷静に立ち戻れるきっかけになってくれればと思い、男性がよく言う口説き文句を10フレーズご紹介します。「不倫、これからどうしよう……」と迷う女性は、ぜひ参考に自分を振り返り、もう一歩強くしなやかさを手に入れ、幸せを掴んでいってください。
行くか引くかの駆け引き【口説き編】
まずは不倫関係が始まる三歩くらい手前、男女の駆け引きシーンで発せられる口説き文句を集めてみました。
１「妻とうまくいってないんだ」
この後ろには「だから孤独なんだよ…」という弱音が隠れています。母性本能や、孤独感を抱いている女性からしたら、仲間意識を感じる一言かもしれません。でも冷静に考えれば、妻と冷え切っていたって、彼らには家があります。子どもがいます。本当にあなたと同じように、孤独で苦しいのでしょうか。
もっと言えば、幸福を分かち合える妻というパートナーがいながら、自分を孤独においやってしまったその身のこなしに、男としての本当の魅力が備わっているのでしょうか。
目の前の女性（妻）を幸せにできない男が、新たな女性を幸せにできるのか。あなたの目と心で、吟味してみましょう。
２「うちの嫁って本当×××○○▲▲」
ここからえんえん嫁の悪口と愚痴が続きます。一見ただの悪口に聞こえますが、奥さんをけなすことで、間接的に目の前の女性（あなた）を褒めるという特殊口説き技です。
「なんで好きになったんですか？」とか女子は聞き返しがちですが、そうすると「本当なんでだろうね」「騙されたんだよ」と、曖昧な答えのもと、悪口から始まる口説きがエスカレートするので注意が必要。
こういうときは悪口の流れを1回断ち切ってみましょう。ハッキリ、「それって悪口ですか？口説いてますか？」と切り返すと、相手は黙るか潔く認めるかするのですが、このダラダラ続く口説きからは解放されると思います。
始まった不倫はとまらない【ラブラブ期】
不倫恋愛が一番楽しいのは、やっぱりつきあい始めの時期です。
この頃の彼の一挙手一投足は、普通の恋愛よりもなぜかトクベツ感を感じられます。きっと“制限”の中で行われる恋だからですね。
そんな窮屈さと濃厚なラブラブ期には、ハタから聞くと笑っちゃうような甘いセリフが口説き文句として出てくるようです。
３「あー○○と先に出会いたかった」
まあ、でも結果的に先には出会ってないからね。
タラレバ言ってちゃお終いよ！
４「好きだよ。世界で一番に」
でも戸籍上は世界で一番ではないよね。
５「なんかもう、家族以上に信頼してる」
でも家族じゃねーから。
６「このままずっと一緒にいられればいいのに」
それはあなたの頑張り次第ですから。
全部解説しようと思ったら、一文でぶった切ってしまいました。
もちろん男性のタイプにもよるのですが、話しを集めていくと、不倫中の男性って結構熱っぽ言葉を発することが多いようです。「恋は盲目」とはいいますが、不倫中はより盲目になるようです。
心もカラダもボロボロに【ドロドロ期】
ラブラブ期を軽くスルーしましたが、一番面白い（というと失礼ですが）のはドロドロ修羅場期です。別れるの？別れないの？という女性側からの圧に対して発せられる男性側の言い訳が、なぜか色んなカップルでかぶる！それくらい、不倫の恋はパターン化されているということですが、ここまで来たら情けは無用です。
まずは恋を継続させることより、自分の心が健やかで幸せを感じられる状況を目指してください。
７「子供が○才になったら別れるから」
類語として、「小学校に上がったら別れる」「子供の進路が決まったら別れる」があります。そこまで子供のことを考えるなら離婚するなよと思うのですが、当の不倫女性側はなぜか「子供想いの優しい人」という歪んだ評価をしがちです。
８「嫁、出て行ったから」
証拠みせろ！まじで！
不倫が長期化するカップルの多くは、「別居」というイベントを経験しています。でも別居って、冷静に考えると証明するのが難しいですよね。
奥さんとの完全別居が始まっているのなら、確かに離婚の可能性は高いと思いますが、男の「別居した」の一言で信じるというのは、浅はかな気がしてならなりません。
過去には、妻が実家に帰ってしまい、別居がスタートしたカップルがおりました。しかし時間がたってみると、実は妻はただ近場の実家に頻繁に帰省しているだけだったという事実が発覚したカップルがおりました。
別居したことを本当に信じたいなら、男の新居に上がる、合鍵をもらうくらいの行動をしないと、信じるのは危険です。
９「明日、話し合いしてくる」
ハッキリいって、話し合いはタダです。しかもその話し合い、本当に離婚についてしてんのか確認できませんよね？今度の連休のお出かけ計画の話し合いかもしれませんよ。
本当にお互いの心がひとつなら、この一言を相手に放ってみましょう。
「じゃあその会話、録音してきて！」
ここで男性が「俺の言うことが信じられないの？」と逆ギレしてきたら、
「信じられないくらい今の私の不安をわかってくれないの？」とさいらに上から逆ギレしてみましょう。その結果喧嘩になったり、うやむやになるようなら、きっと彼は離婚の話し合いはしていないし、手をつけたくない課題は後回しにするタイプ。
そんな人があなたを本当に幸せにしてくれるでしょうか。
10「絶対別れるから！俺の事信じて 俺は○○を信じてるから」
心理学の世界では「絶対」とか「必ず」みたいな極端な強調言葉を使う人は、感情的で気分屋、もっと言うと優柔不断な傾向が強いそうです。
気分が高まると、「絶対○○する！」みたいな強い言い方になる人っていますよね。でも人間には本来「絶対」は存在しません。それらんおに絶対と言い切ってしまうということは、その場の高揚感にのまれていたり、言い切ることで揺れる自分の気持ちを高めようとしている可能性もあります。
11「もう、好きな人がいるって言っちゃおうかな」
離婚話が上手く進まないときに出るセリフ。が、これって間接的な脅しですよね。「そんなに文句があるなら、全部バラす変わりに、進展を計ろうか」という魔のお誘いなわけです。
女性側からしたら「イヤイヤイヤ、キレイに話しつけてきてよ」と思いますよね。だから「大丈夫、待ってるから。信じてるから。」としか言えなくなるんです。こう見ると、待つ側の状況って、非常に不利ですね。
勢いあまって11フレーズ口説き文句をご紹介しましたが、ご自分に当てはまるものはあったでしょうか。すべての不倫女子に伝えたいことは、ここでは１つ。
言葉より行動を見よ！
ということです。やっぱり人間、言葉より行動に性格も真実も現れますから、あなたを愛しているなら、行動で起こせるはずです。そしてあなたも、行動で本来の彼の姿を感じているはずです。
「途中までは動いてくれたし」
「まあでももう少し待てば」
「彼も優しいところがあるんです」
みたいな“40点の彼”を繰り上げ合格にするから、ドロドロ期になっても、 不倫が長引くのです。
他人はその人のペースでしか変わりません。今できることは、甘く繰り上げ合格を出してしまう自分の目と心に気づき、強くしなやかになること。
昨日よりも今日、ちょっと冷静に彼を見られれば、きっと未来は変えられるので、頑張ってみましょう。
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