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【本】とにかくもんげーマンガ!わたしはあの子と絶対ちがうの

こんにちは。

雑食系恋愛ジャーナリストのおおしまです。

 

私の出身大学は日本大学芸術学部です。

そう、サブカルやこじらせの聖地として憧れられる(のか?)あの大学です。

そんな日芸出身者。そしてサブカル大好きな人、そしてネットのアピール合戦に疲弊したことがある人はぜったい面白いと思えるマンガ!

 

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なんか満面の笑みから狂気を感じる…

アラサーになってから、サブカル系男子と付き合いはじめた主人公のアラ子ちゃん。お付き合いをきっかけにサブカル系の世界にどっぷりハマり、TwitterやFacebookのアピール合戦に参戦する主人公のアラ子ちゃんの、暴走と狂気と楽しく弾ける話しです。

女の自己顕示欲をまるっと出した書き方が本当にキます。

 

主な活動場所がネットの自分としては、一気に読めて

「あ〜わかる!わかるわかる(泣笑)」という感じ。

 

このマンガの中で

「みんなより優位にたちたい!」

「もっと凄いって思われたい」

みたいな自己顕示欲と黒い感情は、渋谷直角さんのボサノヴァ女子本とも似ていて、ぜひ一緒に読みたい作品です。

ボサノヴァ女子について書いたレビューはコチラ

 

こうしてネットを見ていると、男女限らず目的のない「ワタシを見て〜」な人って、どうしてこんなに多いんでしょう

実は今、心理学本の編集をしているのですが(2月発売だよ☆)その中で自己中心的とかナルシストとか、引っ込み思案とか、色んな性格について心理学的な心の動きなどをカンタンに解説した部分があります。

1つ1つの性格を心理学的な背景を読んでいくと、

結局性格的に何かゆがみを生む要因は

自己評価の低さ

自尊感情のなさ

 

この2つに集約されているんじない?

って思ったりもします。

たとえば自己評価が低いから周りに認めてほしいと思い、見栄を張る。自意識過剰になる。自分を信じられないから嫉妬深くなる、八方美人になる、過剰に落ち込んだりこじらせる…こうして性格のちょっとしたゆがみが生まれるという流れ。

どうでしょう。誰だってそうなる時はあります。だけど

「みんなと意見の違う私は変なのか」

「今日は仕事頑張った!最近めっちゃ忙しい!」

とか、書きたくなるときもあるけれど、自分の日記に書いて、明日の自分がほめてあげられればいいじゃない。と思ったりもする。過剰に気にすると何も書けなくなってしまうのですが…

ただそういう「わたしを見て!」な欲求って、本人は隠しながら書いているつもりでも、不思議と周りにはバッチリ伝わっているものなんですよね。

ただ優しいから友達も

「そういうのも個性なんじゃない?」

「頑張ってるね!すごい!」

って、本人の言葉を生かした回答をしてくれるのではないでしょうか。それも優しい友情ですが、それなら個人的には、

「変なのかアピールするアンタはダサい!」

「忙しいアピールする前に仕事しろ!」

と突っ込んでくれる本音の友達が欲しいです。

 

ネットってもう便利すぎてサイコー!って日常思うのですが、見直すと、人間の汚い感情も表に出させた残酷なツールですよね。

とにかくマンガは面白かったです!

 

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