こんにちは、恋愛ジャーナリストのおおしまです。
「不倫」という言葉を聞くと、みなさんはどんなカップルを想像するでしょうか？
独身女性☓既婚男性
既婚女性☓既婚男性
世の不倫のほとんどはこの２つのパーンのどちらかでしょう。「昼顔」とか「あなそれ」とかは、既婚男女の不倫でしたね。
ドラマにはそれぞれ設定がありますが、不倫を実際見聞きしたことのない人からすると、どちらも“愚かな恋”と片付けてしまいがちです。
でも過去さまざまな実例を聞いてみると、独身女性の不倫と既婚女性の不倫には、明確な違いがあります。今回はその違いについて、可能な限りまとめてみたいと思います。
独身女性の不倫のパターン
独身女性の不倫の1番の特徴は、「不倫しようと思ってしていない」という点です。
不倫はクセになるとはいいますが、不倫体質な本人も、恋の入り口では不倫をしようと思って相手を選んでいません。
不倫体質の人はごく少数ですが、初めて不倫をしたという人のほぼ全員が、不倫をするまで「不倫するなんてありえない」と否定していた側だったりします。
不思議な矛盾ですよね！
独身女性が不倫をはじめる流れとしては、多くは恋の前に相手男性への信頼や憧れがあります。その気持ちがヒョンなことから恋に変わり、そして流されてセックスして、不倫が始まるというのが鉄板のパターンです。
不倫の出会いの場第1位は職場なのですが、まさに職場はこのパターンがピタリと当てはまる場なのです。
既婚女性の不倫のパターン
一方の既婚女性はというと、実は独身女性と同じく信頼というベースが必要ではあるものの、さらにその下にある感情が確実にあります。それは「夫や家庭への寂しさ」です。
既婚女性の場合、不倫や浮気をするそもそもの動機に夫への不満や孤独感があります。それは子育てという一大プロジェクトを通して出た不満や、年数を重ねた結果、男女の関係が持てなくなったなど様々です。
そのため、既婚女性の不倫には、より男女としての信頼関係を望む傾向があり、また長期化するパターンが多いです。過去話を聞いた女性の中には、15年ダブル不倫をし続けているという人もいました。もはや家族ですよね！
このように一概に“不倫”と語っても、独身女性の場合はただの普通の恋愛の延長。既婚女性の場合、夫から得られなくなった信頼と男女の関係を不倫相手に求めるという、全く異なる思考パターンがあります。
だから良いとか悪いとかは言い切れませんが、昨今斉藤由貴さんなど既婚女性の不倫が数多く報道されましたが、彼女たちの不倫には“夫婦の孤独”と“相手への信頼”が見え隠れするからこそ、報じるには難しさが本当はあるのです。
不倫女性は略奪を望んでいない！
とはいえ、「不倫の先にあるものは、やっぱり“略奪”ではないか？」と、多くの人が思っていることでしょう。不倫取材を数々こなしてきた私が代弁しますが、独身不倫女性も既婚不倫女性も、実はほとんど略奪結婚を望んでいません。
意外かもしれませんが、独身不倫女性の場合は、本気の恋愛を楽しみながらも、心の片隅では「とはいえ略奪なんて無理無理！」と思っています。
また略奪の大変さを味わうくらいなら、今のまま関係を楽しく継続できれば良いと思っている人も多いです。
さすがに5年10年クラスの付き合いをしている不倫女子は、略奪結婚も考えているようですが、不倫関係の機関の多くは1年程度なので、だいたいの不倫が略奪への道を歩み始める前に、普通に別れを迎えるといえます。
また既婚女性の場合は、本人も家庭がありますから、なおさら略奪結婚には後ろ向きです。むしろ安定した家庭と安定した恋愛関係、この２つがずーっと続けばいいなと思っているので、W不倫は5年10年と長期化しやすいようです。
このように不倫を語る上では、それぞれの動機が異なっています。既婚女性の方が不満や孤独感など動機が複雑なので、ドラマになりやすいのかもしれません。
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【参考】
今ドキ働く女性の「不倫」の実態～「不倫の経験あり」驚きの○％
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/trend/20150810/211901/?P=1&ST=life&n_cid=nbpwol_else
