こんにちは。雑食系恋愛ジャーナリストのおおしまです。
とつぜんだけど、女の顔面には、９つのランクがあると思う。
大枠は上・中・下。
上のなかにも、上の上・上の中・上の下があり、中の上〜下の下まであわせると、全部で９つのランクに分類できる。
個性的な顔の方は評価外として、上の上〜上の中、つまりめっちゃ美人といわれる女性は、モデルとか女優になる。
上の下〜中の上だと、読モやCAとかイベコンとか美人広報とか、顔が大切な職業につく。
と、私の中ではざっくり決めつけているのだけれど、そんな上の下〜中の上の最高ランクを決めるイベントであろう「慶應のミスコン」が、このたび中止になった。
ミス慶應コンテストといえば、女子アナの登竜門といわれているけど、女からみると、量産型女子の最高峰を決めるイベント以外のなんでもない。
以外のなんでもないと言いつつも、実は毎年、密かに顔ぶれをみている私なのである。
しかし、チェックしたそばから顔の区別がつかなくなるのは、ミスコン七不思議なのか、私の目が悪いのか。はたまた嫉妬混じりに見ているから目が濁っているのかしらん。
ミスコンの中でも、影響力や業界人排出率が最高ランクに位置する「慶應のミスコン」がなくなったわけで、エントリーしている女子たちの嘆きようといったら、ぜひご自身の目で読んで確かめてほしい→どうぞ
熱意と、悔しさと、自分大好きオーラと、また悔しさと、ちょっとの感謝の言葉で埋め尽くされている。
そりゃシンデレラストーリーの途中でハシゴ下されたんじゃ、悔しさも止まらない。その気持ちは、なんとなくわかる。
グランプリを取ったら、女子アナになって人気が出て、野球選手と結婚するかもしれない私。
輝く夢が数歩先に見えていたなら「今回は残念ですが、仕方のないことです」と、すんなり言えるほど、彼女たちも大人ではないのでしょう。
わかる、わかるよーすごく。
だけど一番気になっちゃったのは、彼女たちの悔しさの熱量とか文面から湧き出る負のオーラではなく、「悔しさのメッセージ」が、これまた量産型で同じという点なのである。
小姑みたいな30代のわたくしは、彼女たちの「悔しさと感謝のメッセージ」を丁寧に浄化する意味もこめて、読ませていただきました。
すると流れはこうなっている。
今回のミスコン中止にともなう率直な感想
↓
ミスコンに参加するに至った経緯や
ここで得られた経験について
↓
今、どんな気持ちなのか
↓
周りの人への感謝。おわり。
と、綺麗に６人全員が同じ流れで、同じような言葉で締めくくっているのである。
文末は全員「ありがとうございました」で締められている点とか、もう量産型女子の極みここにあり！と思わずにはいられない。
ちなみによくつかわれている単語をじっとみていくと、
・ ありがとうございました（全員）
・ 残念（全員）
・ 悔しい（５人）
・ 感謝（４人）
でした。
女子アナ予備軍とあって、わかりやすい単語を多用しているのでしょうか。
ミスコンの優勝者には、華々しい女子アナ道とか芸能界への道が開けるとあって、少しでも好印象を残すことが大事と思う考えはわかるものの、もう少しユーモアのある人って、どうして毎年でてこないのかな……とか思ってしまうのは、根っからのお笑い体質がそうさせるのだろうか。
「ミスコン中止が悔しくて、悲しくて、３キロ太ってしまいました。ああ、これじゃあミスコンに出られない！ってことは、中止になってよかったのかな……いや、そんなはずないです。やっぱり悔しいです！わーんっ」
くらいに語ってくれた方が、本音っぽくて親近感がわくような気がする。
え？女の親近感ではなく、ほしいのは男の好感度だって？
そっか。私はそもそもお呼びでなかったですね。
でも、アイドルも女子アナも優等生かつキャラ立ちが望まれる時代である。
並べられた時に、悪目立ちしないまでも、個性が目立つ自分を演出できれば、ミスコンで優勝しなくとも、芸能界や女子アナへの道は開ける気もする。
そもそもミスコンというものに縁遠い私は、
「ケッ、こんな顔だけでのし上がろうとする女のイベント、一生中止にしたらええんや！」
となぜか大阪弁まじりで悪態をついてしまうわけだけど、こうも深みのないといわれる量産型の中にある野心を見せつけられると、彼女たちが今度このアクシデントからどう成長するのかは、楽しみでならないのである。
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