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バレンタインに「みんなでチョコあげよー」という女子が大嫌い問題

 

こんにちは、恋愛ジャーナリストのおおしまです。

 

来ましたよ!この時期が!

そう、バレンタインです!

2017年の2月14日は火曜日。平日です。

私はこの時期何かしたいという人には「男女に限らずチョコをばらまいて自分の株をあげましょう」とか「チョコごときで男性の好き嫌いとか、告白のイエスノーは変わらないから、こだわるだけ無駄ですよ」とか伝えています。

別に気合を入れずにやりたいようにやればいいんです。ただし、“周りを巻き込まない”ならオッケーと思っています。

な・の・に・いるんですよ。迷惑な人たちが。

それが、結束のないコミュニティ上で「みんなでチョコを買って男性陣に送ろう!」という通称「みんチョコ」(勝手に命名)発言をし始める女性です。

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■「みんチョコ」問題勃発する!

一応弁解しておくと、会社など毎日顔をつけあわせて一緒に仕事をする、いわば“仲間”に対して「みんチョコ」を送るのは、一応私はオッケー派です。むしろ、ちょっと職場が明るくなるなら、やった方がいいと思うし、年上の女性が仕切ってくれたりすると、楽なので感謝しかないです。

でも、この「みんチョコ」をする必要のない場所や、発揮するには結束力が全くない場所でやられると「ヨッ!出ました仕切り屋!」と思っちゃうわけです。

そして今年も遭遇したのです。「みんチョコ」の仕切り屋に。




それは私が11月頃から通う、ちょっとした習い事教室で発生しました。

習い事教室は生徒8人の月2回クラスなので、全員が知り合って3ヶ月くらいで関係は浅め。

内容も全員で何かをやるというよりかは、先生の座学を聞くスタイルなので、仲が良いかと言われると全くそんなことはございません。

そんな教室で、小さく事件は起きたのです。

発起人は、クラス最年長の40代女性。

バレンタイン前のこの時期、彼女から生徒全員に一斉メールが送られました。

「先生にチョコを買って送りませんか?色々いつもお世話になっているので」

と。

ちなみにこの「全員」には男性生徒も含まれます。

金額にして数百円なので、あげてもあげなくても財布は全く痛くない話ですが、私は反射的に思いました。

 

「うわああああ、めんどくせええええ」

って。

■嫌なのはチョコから始まる序列の誕生

それはあげるあげないを考える面倒くささとか、あげた後のリアクションを見る恥ずかしさとか、いろんなものが入りまじっており、一言でいうと

「平和で穏やかな海に、良いか悪いかわからない波を立てないでくれ」

という気持ちです。

断固拒否したい。けど、

拒否するのが私だけだったらすごく浮くから困る。

拒否して彼女と関係がギクシャクしたら困る。

拒否しているのに贈るシーンをみて、先生が喜んでいたら困る。

とかとか。三重苦四重苦で、心が小さい私は小一時間悩むわけです。でもふと考えると、このモヤモヤ感の正体とは、もう少し違う側面もあるかもしれないと思い始めたのです。

 

それは、

チョコレートから始まる序列の誕生です。

 

つまり、彼女は「先生対複数人の生徒」という先生1番、生徒2番で完結しているコミュニティに、「私が仕切って贈り物をする」というイベントを発生させることで、生徒の中に中心を作り、突然3番4番という序列を発生させようとしたのです。

 

それに対する拒否反応が生まれ、私はもう「マウンティングされてなるものか!」と思い、モヤモヤしてしまったのです。




■みんチョコが嫌なのは「はないちもんめ」が嫌なのと同じ

この感覚って何かなーと思えば、小さい頃に遊んだ「はないちもんめ」をやる前の、わくわく感と同時にくる、苦い感じと似ています。

あれって2グループに分かれて、チームに欲しい人をそれぞれが選び、選ばれた2人がジャンケンをして、負けた人はジャンケンに勝ったチームに合流し、チームが0人になったら負けというゲームです。

 

そう、人気者から指名されていく残酷極まりない「はないちもんめ」と同じなのです。

 

今まで友達同士の中に意識されていなかった「人気」という序列が、はないちもんめをすることで生まれる残酷さ。

大人になって思い出されたのは、ゲーム終盤になっても呼ばれない私の寂しい記憶との、20数年ぶりの再会でした。

 

最近は「職場の義理チョコ禁止に女子の7割は賛成」なんて話もあるようですが、その中にはきっと、「ただあげる事が面倒」というだけでなく、「あげる事で発生するコミュニティの密度や序列の変化」に対し、拒否反応もあるのではないかと私は思うのです。

 

そうこうしているうちに回答期限が迫るこの話。

結局モヤモヤしたまま放置していたら、ある女性が一斉メールで「私はあくまでもお金を払って学びに来ているので、今回の話は辞退します」と回答が飛んできました。

 

か、カッコイイ!

思わず彼女の勇敢さに拍手を送りながら、私はこっそり発起人一人にあてて、「私も辞退します」と控えめに送ったのでした。

 

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