こんにちは。
雑食系恋愛ジャーナリストのおおしまです。
最近なにかと雑務に追われて、一番進めたい原稿のはかどりがすこぶる悪い。そんなぼやきをしていたら「ホテル籠もり」を進められました。
まるで大作家みたいと思いつつも何事も経験が大切。せっかっく籠るなら、大好きな林真理子センセイが書籍「野心のすすめ」に書いていた、文豪御用達の老舗ホテル「山の上ホテル」に泊まろうと思い立ち、アラサー独女、場違いながら山の上ホテルに泊まってきました。
入り口から年季を感じるたたずまい。
場所は神保町から徒歩5分程。古書屋街を抜け、坂をぐんぐん昇れば到着します。回りは明治大学など大学施設が多いためかなり静かです。
当然建物も部屋も古いのですが、さすがは老舗ホテル。とても綺麗に手入れされている印象がありました。
デスクには赤い薔薇が…
薔薇なんて、もらったことなかったです。
コースターもどこか昭和感漂ってます。
それがなんかいい感じ
秘密のカギです。一応部屋はオートロックでした。
一人宿泊ですんで、右側のベッドはカバーしたままでした。
気遣い感じる…
ご覧の通り文豪臭漂ういいお部屋でして…完全に分不相応なため、落ち着かない人として入室後30分は和室をウロウロしていました。
そしてせっかく泊まるならご飯も記念に贅沢しちゃおうと思い、前々から噂は聞いていた天ぷらと和食「山の上」もセット予約しました。
え?楽しんでるだろうって?
そ、そ、そんな事ありません!
生湯葉。
味付けがほのかにみたらしっぽく甘くて美味しかった。
とこの時気付きました。
場違いなのは重々承知していましたし、アラサー独りで山の上は当然浮いていました。しかし浮きを緩和させるアルコールを飲めないことに、ここへ来て初めて気付きました。
そう、この後は仕事をしなければいけないのです。
※夕飯の前も一応してたよ…
1品1品料理が提供されるタイミングで
「あああ〜〜ビール(泣)」
と一人悶絶しながら、独りカウンターてんぷらは進みます。
海老の足。海老本体。キス。たまねき。
どれも塩か天つゆで食すのですが、ダンゼン塩が美味しかった。
アルコールを入れられないストレスは多大に感じたものの、以前から行ってみたいと思っていたお店に行けて嬉しかったです。
こうして天ぷらをしこたま楽しみ、夜は深けていくのでした…
…
…
…
え?
で、仕事したのかって?
…一応しましたよ。原稿もまーまー進みましたし。
とりあえず次回ホテルに籠るなら、楽しみ要素のないホテルに泊まること。そしてアルコール取れなくて苦しいから食事は予約しなくてよし!という結論に達しました。
フツーにたのしいご褒美ホテルになってました。
でも文豪になった気分はばっちインストールしてきたので、
きっともっともっといい原稿が今後は書けるはずです…多分。
[終わりの告知]